第三回 虎舟塾展
鶴岡 そらやす
「天晴」 (あっぱれ)
驚くほど立派で、見事であるさま。すっかり感心したり、
強く驚いたりしたときに発する語。そんな自分でありたいと
願って書き上げた。
・天
音は(テン)。手足を広げた人を正面から見た形の大の上に、大きな頭をつけた形。
人の力の及ばぬことを全て天というようになった。
・晴
音は青(セイ)。青に澄み通るの意味があって、はれる、の意味となる。
「朝」 (あさ)
朝が来るように、明るい気持ちで毎日を迎えたい
そんな想いで書き上げた文字。
・朝
艸と日と月とを組み合わせた形。草の間に日が
出ているが、残月がなおかかる形で朝あけの時。
「福」 (ふく)
これからの毎日に、福が来るように願いを込めて
書き上げた文字。これを書いて家に飾ってから、
様々なプラスの出来事が身の回りに起きている。
・福
福の元の文字は福。畐+示。畐は中のふくらんだ
酒の器、示は祭卓の形。神前に酒を供えて祭り、
幸せを求めることを福(さいわい)の意味とした。