​第三回 虎舟塾展

​髙間 賢治

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「森羅万象」(しんらばんしょう)

天地間のありとあらゆるもの、一切の現象。

「森羅」は樹木が限りなく茂り並び、網のようにたくさん連なること。「万象」はすべての形のあるものの意。

そんな宇宙のエネルギーを表わそうと考え、この熟語を選び、全力を全紙にぶつける思いで書いた。

・森

木を3本組み合わせて「もり、しげる」の意味となる森は人が入らぬような木が深く茂った神の住むところ

・羅

網の形と隹(とり)を組み合わせた形ののち、更に糸を加えて隹に網をかけて維ぎとめる形が羅

・万

もとの字は萬、虫の形。サソリの類であろう甲骨文字にはすでに数字の万に用いる例がある

・象

象の象形。像・様と同じく「かたち・ありさま」の意味

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「聖」(せい)

古代の人は、耳には微かな音で示される神の声、神の啓示を聞く働きがあると考えた。

義父は女房に「聖子」という名前を考え役場に行ったが印鑑を忘れ、家で考え直して「理恵」にした。しかし、よく神の声が聞こえると女房は言っていた。

・聖

耳と口と壬(てい)を組み合わせた形。

壬はつま先で立つ人を横から見た形。

口は  (さい)で、祝詞を入れる器の形。壬の上に大きな耳の形を書いて、聞くという耳の働きを強調した形である。

「春」(はる)

長い冬の先に待つ春。雪に閉ざされた寒い地方では、なおさら待ち遠しいでしょう。稔りの秋もいいけど、命が輝く春の方が好きです。人生でも春は最高。

我が世の春とは言えなくとも所得税の還付があるしね。

・春

太陽のエネルギーを浴びて、草木の若芽が芽吹く形。