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第二回 虎舟塾展
園田 士朗
「生」と「般若心経」
ただひたすらに生きる。迷いながら生きる。
仏の教えを神の文字で書いてみた。
・生
草の生える形。生は種子から芽を出す発芽の形。
・般若心経の文字の中には、涅槃や羯諦(ぎゃてい)(ギャテイ)のように新しい概念の文字も有り、それらはそれぞれ漢字の偏旁を古代文字に置き換えて表現した。
「習」
(シュウ、ならう、なれる、かさねる)
古代文字の魅力に取りつかれて二年半。あらためて、
文字に秘められた言霊に驚きを感じ、今の私に相応
しい文字として「習う」を選び、和紙に向かう。
・習
羽+曰(エツ)の会意字。曰は祝詞を入れる器。
この器の上に羽をおき、羽でなでることで呪文を刺激し、それを繰り返すことで呪能を高めた。その行為を摺るという。
習うは繰り返すことであり、なれることである。このことから習慣の意となった。
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