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第三回 虎舟塾展
磯野 光重
「樹」(じゅ、き、いつき)
自分の足でしっかりと立ち雨風にも負けない力強さ。 周囲に踊らされず自分の道を信じてまっすぐ行く。 まさにrock ‘n’ roll。 樹木希林さんへのオマージュだ。 彼女の遺した言葉・佇まいを忘れたくはない。
・樹
樹のつくりが楽器の鼓と手を表す。樹は樹を植える樹芸の際の儀礼を示す字。
古くから樹芸は神事的な儀礼としてあった。
「亥」(い、いのしし)
今年の干支。 わき目もふらず真っすぐ進むシンボルです。 わたしも「エイヤー!」で参ります。 そんな亥年です。
・亥
亥は頭部・腹部の線がなくて、豚は腹部をも示す。 字形の上に区別がある。 豚は古くは犠牲として用いられ、亥には腹身のところを描くものがない。
「聖」(せい、ひじり)
亥年を聖者のごとく…。 神の声を聴けるとすれば、それは無心になれること。 無心になって事をなせば、そこに神が降りる。
・聖
耳と (サイ)と壬の会意字。聖とは神の声を聞くことのできるものである。 甲骨文は大きな耳をもつ人の形にかかれている。 祈りによって神の声を聞きうるもの、それが聖者であった。
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